Media/盤)

    [Domestic (国内盤)]

Sleeve/ジャケ)

    [Thin-Vintage (ペラジャケ), Coating (コ-ティング)]

まるで日本のNovi Singers？状態の6人組フォークバンド、Emysが、恐らく自主制作で残した唯一の作品。基本は若々しいハーモニーを活かしたフォークサウンドですが、ボサノヴァのレパートリーがステキで、生々しい演奏のチープな質感の雰囲気も実に素晴らしい。雰囲気あふれるスキャットの「A1. 男と女」、日本語ボサノヴァの「A2. ないしょ話」、「A3. 雨上がりのサンバ」など絶品です。ジャケの雰囲気、内省的な影を感じさせる質感が本当に初期のNovi Singersを思わせます。

製作と流通がMercuryだったようですが、確実に自主盤です。

このレコード、25年くらい前に古道具屋の倉庫で見つけて譲ってもらったのですが、針を落としてビックリ。しかも彼らは芦屋や西宮、神戸を拠点に活動していた学生バンドだったらしく、なんか妙に親近感と感動を覚えたなぁ。Novi感も絶妙だし...。(mm)

盤は見た目にスレ/小傷があり、全体的にチリ/プチ系のノイズが出ますが、意外に普通に楽しめます。試聴でお試しください。