• [ Artist /アーティスト ] Mehdi Zannad [Fugu] (メディ・ザナド [フギュ])
• [ Title /タイトル ] Fugue (フギュ)
• [ Format ] New LP　　　　[ Country / 製造国 ] Fra　　　　[ Year / 製造年 ] 2011　　　　[ Etc... ] 輸入盤 / 限定盤 / 見開きジャケ
• [ Media Grading /盤質 ] new　　　　[ Jacket Grading / ジャケットの状態 ] new

フランスのポップ職人、FUGUこと、Mehdi Zannadが初めて全編フランス語で聴かせる物語。持ち前の優しくポップなメロディは、甘くスムースなフランス語の響きと相まって、よりロマンチックでメランコリックに進化を遂げました。スウィートなハイトーンヴォイス、王道のソングライティングのセンスだけで勝負できる真のメロディメーカーの大傑作をアナログ盤で。

オープニングの「A1. エクート」を聴くだけで、もう一安心出来てしまうようなメロディ・オリエンテッドな極上のフレンチ・ロックの傑作が生まれました。2000年代にはFugu名義でステレオラブとリリースしたスプリット・シングルなどが話題となり、現在は自身の活動の傍ら、タヒチ80のバックも務めるフランス人男性SSW、Mehdi Zannad (メディ・ザナド)（=FUGU (フギュ)）の3rdアルバムが実に素晴らしい。過去には『Fugu 1』(2001年)、『As Found』(2006年)と言う、いずれも英詞中心の名作を残していますが、そんな彼が初めて全編フランス語で歌ったアルバムが本作『Fugue (フギュ)』です。まさに、FUGU (フギュ)→FUGUEへの進化がそのまま音にも現れたかのような傑作で、持ち前の圧倒的なソングライティングのセンスの良さと、澄み切った優しいハイトーンヴォイスの美しさが、スムースでロマンチックな詩の世界と融合し極上のポップソングを生み出しました。

タヒチ80のグザヴィエ・ボワイエ、ペドロ・ルスンドをプロデューサーに迎えた本作のサウンドは、弦やホーンを交え、フギュの才能がよく活きる王道のポップ/ロックサウンド。彼のポップセンスや、60’s～70’sの英米のサニーポップ、ハーモニーポップなどの趣味が凝縮された「A1. エクート [リスニング]」、 「A2. エアロポルト [空港]」、「B1. オ・ルヴォワール [さよなら]」、「B3. コモン・フェール [どうすれば？]」など、奇をてらうこと無く聴かせる王道のポップチューン達が驚くほどに素晴らしく、そのメロディやハーモニーの良さだけで十分に楽しませてくれます。さらにアコギの弾き語り「A4. オー・サラ」、同じくピアノを中心にしたドリームポップな「A5. バルク [小舟]」、伸びやかな裏声が心に残る「B4. アレマーニュ [L’Allemagne]」に、まるで最高に泣ける映画のエンディングをしめやかに飾るような感動的な名曲「B5. パレス [ナマケモノ]」など、作品を通じてぶれること無く“メロディ”と普遍の“歌心”だけを徹底的に追求した傑作です。

ここ日本では、プロダクション・デシネより『Fugu (フギュ) - Fugue (フギュ) 』(PDCD-165)で、ボーナス曲を8曲も追加してリリースされましたが、本国フランスでは2011年にMehdi Zannad (メディ・ザナド)名義でリリースされた作品です。見開き仕様の豪華なアナログ盤です。

本気で“天才！”って言いたくなるくらいに才能にあふれたアーティストです...。名作です。(mm)

01. Ecoute－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
02. L’Aeroport－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
03. Le Tableau－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
04. Oh Sarah－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
05. Barques－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
06. Au Revoir－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
07. La Riviere－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
08. Comment Faire－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
09. L’Allemagne－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪
10. Paresse－ － － ♪ 試聴 / Listen ♪