PDCD176dd
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Artist) | Cavril Payne (カブリル・ペイン) |
Title) | Cavril Sings (カブリル歌う) |
Format) | New CD |
CoO/Yr) | Jp / 2015 |
Label/#) | production dessinee / PDCD-176/VSCD-9817 |
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プロダクション・デシネ★★ 第176弾。
「フィーリング・グッド?サニー」の必殺のメドレーが圧巻。高名なバリトン・サックス奏者セシル・ペインの実妹、カブリル・ペインが1971年に吹き込んでいた、極上のジャズ・ヴォーカル?ソウルジャズ、ファンクの傑作。
NYを拠点に活動していた黒人女性ジャズシンガー、カブリル・ペインが1971年にNYのローカルレーベルに残していた唯一のアルバム『カブリル歌う』。彼女自身の知名度は決して高くはないのですが、アレンジと、バリトンサックスで参加しているセシル・ペインの実妹と聞けば、その音楽的なバックボーンは多少は想像できるかも知れません。そしてその表情豊かな歌唱を聴けば彼女もまた豊かな才能の持ち主だと納得させられるでしょう。濃厚すぎないクロさと、芯の強い歌声で歌われる楽曲達は、ソウルフルで素晴らしいモノ。カヴァー曲を中心とした選曲は、多分にショウビズの香りが漂いますが、実兄のセシル・ペインなどをFt.したバックバンドの演奏がまたクールで、作品のクオリティを底上げしています。
ソウルフルな彼女の歌声を十分に活かしたサウンドは、ジャズをベースにしつつも、ソウル、ファンク的な要素も感じさせ、全編を通じてエキサイティング。そのクオリティの象徴が、ダイナミックにオープニングを飾る「01. Feeling Good / Sunny」。スピーディーにスウィングするリズムに乗せ、ジワジワと高揚していく華麗でグルーヴィーな名演ですが、しなやかなシフトチェンジでお馴染みの名曲が交錯していく様は特に圧巻。圧倒的なナンバーです。アカペラでたっぷりとその歌唱力を聴かせ、終盤には華麗なワルツへと展開する「02. My Man Won't Be Here Tonight」、重厚なリズムワークも印象的なソウルジャズ「03. Teasin Tan」で聴かせる巧みなスキャットなど、本作は冒頭から凄まじい流れですが、さらに、歯切れの良いリズムギターと抑制の効いた曲調がマッチしたモッドジャズダンサーな「05. When I Open My Eyes」、高揚感溢れるソウルナンバー「09. Yesterday's Child」など、全編通じて楽しめる、エンターテナー性とグルーヴ感を持ち合わせた傑作です。
ジャケットはA式の紙ジャケット仕様。
こんな作品を埋もれさせておくのはもったいない!と言う1枚です。ジャケットも格好良いです。(mm)
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Label / レーベル: production dessinee