Media/盤)

    [Import (輸入盤), Original (オリジナル盤)]

Sleeve/ジャケ)

    [Coating (コ-ティング)]

強烈なブレイクビーツから幕を開けるフレンチジャズグルーヴの名曲「B8. Love Concerto」がすごい。ひたすらループするピアノがありそうで無い感じで、とてつもなく格好良いです。パリのホテル・メリディアンの専属ピアニスト(と言っても彼は非常に優れたピアニストの様で、世界ツアーなんかもしていた模様です)、Dany Revelの自主盤的な1枚。クラシックの素養を強く感じさせるプレイは非常に流麗できらびやかですが、楽曲によっては非常にアタックの強いグルーヴィーなモノもあります。曲によって編成も変わっていて、正統派のピアノトリオで端正に聴かせる楽曲や、ピアノソロの楽曲では女性のスキャット（Janko Nilovicの傑作ライブラリー群でミラクルなスキャットを聴かせてくれるあの人です）もFt.されていて、非常に美しいです。鋭く転がるピアノとファンキーなワゥギターの効いた疾走系フュージョン「B2. La Horde」、歯切れの良いタッチも魅力的なワルツの「A7. Piano Liberte 」とか、とにかく奇跡的な内容です。一つ残念なのは尺が短めな事ですが、それでもそれを補って余りある格好良いレコードです。

「B8. Love Concerto」は衝撃のミュージック・デシネ・クラシック。この曲が爆音でフロアに響いた瞬間の様子をご想像下さい...。(mm)

盤はかなり良好です。