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スイス産スキャットジャズグルーヴ/ブラジリアンの幻の傑作。このサウンドはスゴいです、としか言い様が無い傑作。以前、デッドストックを当店で発掘したアノ1枚です...。
スイスはベルン在住のジャズピアニスト/作編曲家Daniel Himmelberger氏が率いる4人組ジャズバンド、Alpha-Jazzが1984年に自主制作で吹き込んでいた幻のシングル。基本編成は、氏の華麗なピアノを軸にしたトリオ+紅一点の女性ヴォーカリストTina Kohlerと言う編成で、タイトル曲「A1. Farbe-Blues」のようなブルースもやっていますが、何と言っても“必殺”なのが、氏のラテン趣味がジャズ演奏と融合したジャズサンバ「B1. Samba de Amor」です。うねるベースラインのイントロから鳥肌モノですが、力強く打ち込まれるビートとアグレッシブなラテン調のピアノが描くリズムワークも秀逸。このインストパートだけでも“ドキッ”とするクオリティですが、極めつけは、中盤以降に華を咲かせるTina嬢のテクニカルなスキャットヴォーカル...、スゴ過ぎます。さらに、飛び出すサンバ調のブレイクもフロア映え良過ぎで、“これが欲しい!”ってパーツが全て揃ってしまってるようなミラクルな仕上がりなのです。
以前にご本人に教えてもらったのですが、完全自主制作盤、ライブの手売りのみだったらしく、プレス数も数百枚ほどだったそうです。完全なる自主盤です。ジャケットはエンボス調(テクスチャ風の加工が施された仕様)の用紙です。
もう20年以上も前ですが、”ディスク・デシネ(神戸時代ですね)”を始める以前に個人で海外によく言ってた頃にフランスで発掘し、その後どれだけ買い付け時に探しても出てこなかった1枚です。それからダメ元で頑張ってご本人を見つけて、デッドストック(実際の当時のプレス数の半数くらい笑)を譲ってもらった思い出深い作品です。当然そのデッドストックは一瞬で完売しましたが、リリース当時はほぼ流通していなかったそうで、最近恐ろしい価格で取引されている盤は、ほぼ98%くらいは当店で以前に販売したデッドストックだと思います。このころは夢があったw と言うことで、レアかどうかって聞かれたら、まず確実にレアです。何より、この内容がモンスタークラスですもん。(mm)
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Label / レーベル: Zyt-Vertrieb